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「ガワ」だけで1億7000万円?世界一贅沢なスーパーカー
イタルデザイン・ゼロウノに対する自動車メディアや海外フォーラムでの評価は、「現代のコーチビルドの最高峰」という賛辞と「高額なボディキット」という批判で明確に二分されています。
英『Top Gear』や『Evo』などの有名自動車誌は、本機を高く評価しています。量産スーパーカー(アウディR8)の優れたシャシーを流用し、独自のカーボンボディを架装する伝統的な「コーチビルド」を現代に蘇らせた点が評価の理由です。特にYダクトやルーバー付きフェンダーといったモータースポーツ由来の空力設計は、客観的にも極めて高い完成度を誇ります。
一方で、「Reddit」をはじめとする北米の自動車コミュニティや一部のジャーナリストからは、ベース車両との価格差に対する厳しい指摘が目立ちます。エンジン、四輪駆動システム、さらにはインテリアの主要パーツに至るまでアウディR8と同一であるにもかかわらず、価格が約5倍(約170万ドル)に跳ね上がっているため、「世界一贅沢なボディキット」「ガワを変えただけのアウディ」と揶揄されることも少なくありません。
しかし、スーパーカー市場における最終的な評価は「大成功」です。独自の専用エンジンを持たないことは、逆に「アウディ・スポーツ正規ディーラーで容易にメンテナンスが可能」という、ハイパーカーとしては異例の高い実用性をもたらしました。この維持の容易さと、世界限定5台という絶対的な希少価値がコレクターたちの心を見事に射抜き、実車が公開される前に完売しています。
結論として、ゼロウノは革新的な技術や性能で語られる車ではありません。「アウディの信頼性」と「絶対に他人と被らない特注デザイン」に対して喜んで数十億円を支払う、限られた富裕層のための究極の芸術作品として位置づけられています。