视频说明
日本を取り巻く安全保障環境が大きく変化するなか、今、注目されているのが、日本の情報機関「公安調査庁」です。その実態は長らく謎に包まれてきましたが、番組は今回、公安調査庁の採用現場を取材しました。
■日本の情報機関「公安調査庁」とは
「(Q.ストラップをかけている職員が?)顔出しNGです」
番組のカメラが入ったのは、公安調査庁の採用活動の現場。素顔を明かすことができない現役の職員が立ち会う中で、大学生らが取り組んでいたのは、「日本の技術が海外に流出すること」を想定したディスカッションです。
参加した就活生
「結論は何がリスクなんですか?」
参加した就活生
「A国は、このベンチャー企業の半導体の情報を欲しがっている。恐らく情報を取ろうとしているという行動がみられてますから」
公安調査庁 職員
「もしかしたら、今後買われてしまうかもしれない。状況によっては」
普段、現場の最前線で活動する職員が直接レクチャーし、「技術流出をどう防ぐか」についても話し合われていました。
参加した就活生
「最初は(情報を)しゃべっているだけが、『これ持ってきてほしい』と言われて、(情報が入った)USBを持ってきちゃう人もいる」
参加した就活生
「だんだん要求がエスカレートしていく」
「最初は会話による流出だけだったのが、最後は本当に物質的な流出に」
「企業側のリテラシーをもっと高めていただかないと厳しい」
年間で70人ほどの職員を採用しているという、公安調査庁。参加者の学生らに、なぜ興味を持っているのか、聞いてみました。
就活生(明治大学4年)
「高校生のころに安倍元首相や岸田元首相が襲われたという事件を見て、これだけデジタル化した社会の中で、なんで防げなかったのだろう。(事件の)未然防止に携われるというのは、すごく魅力に映って志望しています」
就活生(アメリカの大学卒)
「危険な団体がどうしてそういう活動をしているのかだったり、どういう意思を持ってそういう行動をしているのかを知ることができるのが、公安調査庁の情報収集の魅力かなと思ったので興味がある」
オウム真理教の後継団体や、海外のスパイ組織の活動など、国家の安全に関わる情報を、収集・分析している公安調査庁。街の人は、どんなイメージを持っているのでしょうか?
街の人(50代)
「(Q.公安調査庁をご存知ですか?)知りません。それは自民党からできているもの?」
街の人(10代)
「(Q.名前は見たことある?)あります。見たことはあるけど、中身が分からない」
街の人(20代)
「見たことある気はするんですけど、名前だけ」
街の人(60代)
「(Q.どこにあるかご存知?)分かりません。公安なんで皆さんが知ってちゃいけないんじゃないですか」
■「真実を探る」職員1700人
公安調査庁の職員は、全国におよそ1700人いて、中枢となる機関は霞が関にありますが…。省庁の場所を示した案内板には、金融庁や警察庁、警視庁は記載がありましたが、なぜか公安調査庁については記載がありませんでした。
今回、番組が公安調査庁に取材を申し込んだところ、幹部に直接話を聞くことができました。
公安調査庁 武田雅之人事課長(56)
「(Q.公安調査庁を知らない人も多い)業務の性質上、一定程度、秘匿しなければいけない部分があるのは間違いないんですけれども、一方で当庁も行政機関ですので、国民の皆様方のご理解を賜るというのは極めて重要と思う」
「今年度は採用パンフレットを全面改訂して、犬と猫を全面に出す形で作ってます。当庁の業務をできるだけ多くの方に知っていただきたいと。そのためにはパンフレットを手に取っていただくことが第一で採用した。平穏な明日を情報の力でというふうに書いております。これを象徴するべく、寝ている動物を前面に出したというもの」
犬や猫を使ったパンフレットに加え、SNSのアカウントも開設し、活動内容についても情報発信を始めた公安調査庁。一方で、表には出しづらい危険な業務もあるのでしょうか?
「(Q.何らかの組織に潜入することは?)なかなか調査の中身、手法の話はお答えしにくいところではあるんですが、我々にとっても職員一人ひとり、とても大事な戦力ですので、危険な目に遭わせるような作業をこちらから行わせるということはない」
過去には、オウム真理教の後継団体の立ち入り検査を行った際に、刃物で串刺しにされた職員の写真が見つかったことがありましたが。
「(Q.串刺しにされて、その後に危険は?)私どもも一定の注意を払ってましたが、幸いそれぞれの個人に何か被害がある、そういうことは起きてはいない。インテリジェンス(情報収集・分析)の世界の仕事というのは、必ずしも表舞台の華々しさはないんですけども、一方で日常に潜む、世の中に潜んでいる真実に触れることのできる、非常に奥深いやりがいのある仕事、一生をかけるに値する仕事と私は思っておりますので、ぜひやる気のある方をお待ちしています」
(2026年5月26日放送分より)
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