影片說明
ルーミーやウェイクの自然吸気モデルのボンネット裏を見たことはありますか?そこには一見謎のプラスチックパーツが鎮座しており、エンブレム脇の穴からエンジンルーム内に空気を取り込んでいます。
しかし実際にエンジンが吸気しているのは運転席側のぶっとい樹脂パイプからであり、このダクトが取り込んだ空気は一体どこへ行くのか?
答えはターボモデルのインタークーラー用ダクトです。ルーミー・ウェイクにはターボグレードと自然吸気グレードが存在しますが、ボンネットのパネルは両者で共用されています。ターボモデルではこのダクトからフレッシュエアを取り込み、インタークーラーを冷却することでターボの効率を高めています。スバル車のボンネットにある穴と目的はまったく同じです。では自然吸気モデルになぜこのダクトが残っているのか。
理由はシンプルで、外した方がコストが高くなるからです。自動車のボンネットはプレス金型で製造されますが、この金型は非常に高価です。ターボ用・NA用で別々の金型を作るよりも、同じ金型・同じボディパネルを共用した方が製造コストを大幅に抑えられます。
そしてダクト本体は原価数百円程度のシンプルなPP樹脂の射出成形品に過ぎないため、「どうせ同じなら付けたままにしよう」という判断になるわけです。実はこうしたパーツ共用は自動車業界では至るところに見られます。
4WD車用のプロペラシャフト取り付け穴が2WD車のフロアにも成形されていたり、オプション装備用の配線が全グレードのハーネスに通っていたりと、「将来使うかもしれないから・金型を分けるより安いから」という理由で、一見不要に見えるパーツや構造が残っているケースは非常に多いです。
コストや製造の合理性を意識しながら車を眺めてみると、普段何気なく見ていたパーツひとつひとつに新しい発見があります。
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